16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比1.93%安の16279.56ポイントだった。中国企業指数は1.82%安の5749.58ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で580億8000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付くと、じりじりと下げ幅を拡大した。3月の米小売売上高の予想上振れを受けた米長期金利の上昇が嫌気されたほか、中東情勢の緊迫化が警戒されるなか、運用リスクを回避する動きが広がった。一方、午前中に発表された中国の主要経済指標は、1−3月の国内総生産(GDP)前年同期比伸び率が市場予想を上回ったものの、3月の小売売上高と鉱工業生産は予想から下振れした。
個別では、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、ガス会社の新奥能源(
02688)、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)、新興自動車メーカーの理想汽車(
02015)などが大幅安。中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)が逆行高を演じた。