2024-04-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港大引け:続伸、イベントを前に様子見 信義光能などに買い
9日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.57%高の16828.07ポイントだった。中国企業指数は0.45%高の5895.32ポイント。メインボードの売買代金は概算で829億3000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、序盤は心理的節目の17000ポイントに乗せる場面もあった。ただ、同節目付近の売り圧力が意識されると上げ幅を縮め、前場半ば以降はおおむね16800−16900ポイントのレンジでもみ合った。米国で10日に注目のインフレ指標である3月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録(3月19−20日開催分)が公開される。中国本土では11日以降、CPIや生産者物価指数(PPI)など主要経済指標の発表が相次ぐ。内容を見極めたいと、様子見気分が漂った。
ハンセン指数構成銘柄では、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)と親会社の信義ガラス(
00868)、オンラインゲーム大手のネットイース(
09999)が大幅高。ガス会社の新奥能源(
02688)、ビールメーカーのバドワイザーAPAC(
01876)、半導体受託製造のSMIC(
00981)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)や、香港地場系銘柄の新世界発展(
00017)、ハンセン銀行(
00011)なども買いを集めた。半面、大型ネット株の百度(
09888)が3%超下げたほか、石油メジャーのCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)、非鉄金属の中国宏橋(
01378)、PC世界大手のレノボグループ(
00992)などが売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.98%高の3478.24ポイントと4営業日ぶりに反発。小鵬汽車(
09868)、華虹半導体(
01347)、ネットイース、ビリビリ(
09626)が上昇率上位。半面、東方甄選(
01797)が大幅に3営業日続落した。