3日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。終値は前日比1.22%安の16725.10ポイントだった。中国企業指数は1.44%安の5874.99ポイント。メインボードの売買代金は概算で997億8000万HKドル。
ハンセン指数は小安く始まり、じりじりと下げ幅を広げた。連邦準備理事会(FRB)の利下げ先送り観測を背景に2日の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。前日終値は3月14日以来およそ3週間ぶり高値だったとあって、利益確定売りが優勢。4日の清明節の休場を前に持ち高を整理する動きも重荷となった。セクター別ではコングロマリットと一般消費財が下げた一方、素材が上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、前日高かった中国中信(
00267)、理想汽車(
02015)、小米集団(
01810)が大幅に下落。医薬品ネット通販の京東健康(
06618)と阿里健康(
00241)、不動産開発の龍湖集団(
00960)と華潤置地(
01109)も安い。半面、ガラス大手の信義ガラス(
00868)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)が大幅高となった。金鉱株の紫金鉱業集団(
02899)は中東情勢の緊迫化を受けた買いが膨らんだ。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.32%安の3460.87ポイントと3営業日ぶりに反落。画像認証システムのセンスタイム(
00020)、ヘルステックの平安健康医療科技(
01833)、電気自動車の小鵬汽車(
09868)の下げがきつい。一方、ネット損保の衆安在線財産保険(
06060)が続伸した。