2024-03-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、下値を切り下げる展開 人民元安を嫌気
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.52%安の3014.90ポイントだった。深セン成分指数は1.25%安の9331.32ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5459億7100万元だった。
上海総合指数は軟調に推移した。安く寄り付いた後、下値を切り下げる展開。相場全体を動かす買い材料が乏しいなか、人民元安に伴う資金流出への懸念が重荷となった。きょうの人民元相場の基準値は1米ドル=7.0946元と前日比0.004%(0.0003元)の元安/ドル高水準で設定され、オフショア市場でも元安・ドル高が進んでいる。中国経済の先行き不安や米中対立の先鋭化など警戒感も投資家心理を圧迫した。
セクターでは、電子化学品が全面安。インターネットサービス、通信設備、コンシューマーエレクトロニクスなども安い。半面、貴金属、漢方薬、銀行などが買われた。
上海B株指数は0.42%安の250.28ポイント、深センB株指数は0.67%安の1081.00ポイントだった。