ゴールドマン・サックスは最新リポートで、スマートフォン大手、小米集団(
01810)の目標株価をこれまでの18.1HKドルから18.9HKドルへ小幅に引き上げた。モノのインターネット(IoT)とインターネット事業の粗利益率の改善を踏まえ、2024−26年の調整済みコア純利益予想を3−5%上方修正。また、3月28日に公表する同社初の電気自動車(EV)「SU7」の価格が株価支援材料になり得るとした。投資判断は「買い」に据え置いた。『AAストックス』が20日伝えた。
ゴールドマンは、小米集団の2023年10−12月期業績がおおむね予想と一致したとの見方を示した。売上高が11%増と21年以降で初めて2桁の伸びに回復したほか、粗利益率と調整済みコア営業利益率は21.3%、8.3%に達し、ともに高い水準にあると評価した。
また、小米集団のスマホ出荷目標が同業平均を上回り、24年はサムスン電子やアップルとの差を縮小できると予想。24年の小米集団の出荷台数は前年比11%増の1億6200万台、うち1−3月期は前年同期比32%増の4020万台になると見込んでいる。
小米集団の株価は日本時間午後4時58分現在、前日比2.69%安の14.46HKドルで推移している。