2024-03-19 |
香港/企業動向/自動車・二輪 |
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BYDと蔚来集団、エヌビディアの次世代半導体を採用
米半導体大手のエヌビディアは18日、同社の次世代半導体「DRIVE Thor(ドライブ・ソー)」をBYD(
01211/
002594)などの中国の電気自動車(EV)メーカーが採用すると発表した。「DRIVE Thor」は「DRIVE Orin」の後継となる車載用の半導体で、生成人工知能(AI)の基盤技術を組み込み、デジタル機能と自動運転を支援する。蔚来集団(
09866)や、広州汽車集団(
02238/
601238)傘下の広汽埃安新能源汽車(AION)の「昊ノ(Hyper)」ブランドも「DRIVE Thor」を採用する。エヌビディアの開発者会議「GTC」で明らかにされた。
中国EVメーカーでは、すでに理想汽車(
02015)と吉利汽車(
00175)傘下の「ZEEKR」も「DRIVE Thor」を採用する方針を明らかにしている。また、BYDはエヌビディアのAIインフラを基盤に、工場の計画やバーチャルショールームなどに使うソフトウエアを開発する。一方、自動運転技術の文遠知行(WeRide)はレノボグループ(
00992)と共同で、「DRIVE Thor」を基盤に事業用のレベル4自動運転ソリューションを事業向けに構築している。このソリューションはレノボグループの自動運転ドメインコントローラー「AD1」に搭載される。