8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.18%高の16420.55ポイントだった。中国企業指数は1.25%高の5683.86ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で428億7000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継いで堅調に推移。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が7日に米上院で行った議会証言を手掛かりに、FRBが今年半ばにも利下げを開始すると期待する買いが優勢だった。ただ、ハンセン指数が10日移動平均(前引け時点で16491.03ポイント)に迫る水準では上値が重かった。
個別では、ガラスメーカーの信義光能(
00968)が9%超高、信義ガラス(
00868)が5%超高と大幅に続伸。前日急落した無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)は買い戻された。豚肉大手の万洲国際(
00288)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、香港コングロマリットの新世界発展(
00017)も高い。半面、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)が売られた。中国ネット通販大手のJDドットコム(
09618)、石炭大手の中国神華能源(
01088)は反落した。