2024-03-05 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(4日):ダウ97米ドル安と3日ぶり反落、重要イベントを控え様子見
4日のNY株式相場は反落。週内にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や2月雇用統計など重要イベントを控え様子見姿勢が強まった。エヌビディアなどAi関連株の一角やビットコイン関連株が上昇した一方、欧州で独禁法違反に問われたアップルや、新たな値下げやインセンティブを発表したテスラが大きく下落した。
主要3指数はそろって3営業日ぶりに反落。ダウ平均はほぼ終日マイナス圏で推移し、97.55米ドル安(-0.25%)で終了。先週まで高値更新が続いたS&P500は一時0.25%高まで上昇し、取引時間中の最高値を更新後、0.12%安で終了。先週末に2年3カ月ぶりに史上最高更新を更新したナスダック総合も0.09%高まで上昇後、0.41%安で終了した。
S&P500の11セクターは公益、不動産、素材、資本財など7セクターが上昇し、コミュニケーション、一般消費財、エネルギーなど4セクターが下落した。
今週は金融政策の見通しを巡り水曜日と木曜日に行われるパウエルFRB議長の議会証言に注目が集まる。経済指標では火曜日に2月ISM非製造業総合指数(PMI)、水曜日に2月ADP民間部門雇用者数、1月JOLTS求人件数が発表されるほか、金曜日には2月雇用統計の発表もあり、非農業部門雇用者数、失業率、平均賃金の結果が注目される。