2024-03-01 |
香港/企業動向/自動車・二輪 |
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小米集団、EV発売に関する「当局の文書」は虚偽と指摘
スマートフォン世界大手、小米集団(
01810)の広報担当者は2月29日、「微博(ウェイボー)」の公式アカウントで、同日に広く報じられた電気自動車(EV)の発売時期や生産台数などの情報について「詳細な調査の結果、これらは完全な虚偽である」と発表した。
同日付『証券時報』は、小米集団のEV子会社、小米汽車科技の工場を調査した北京市当局の文書が公開され、文書には小米EVの具体的な発売時期や2024年1−3月期の生産額が明記されていたとの報道を引用。『証券時報』の記者は小米汽車科技に真偽を確認したところ、具体的な発売時期などは公式チャンネルを通じて発表し、公式チャンネルの情報が優先されるとのみ述べた。
2月29日にオンラインで拡散した「当局の文書」は、「北京経済技術開発区のEV工場は、2024年3月に車両を発売し、4月から納車する予定。24年1−3月期の生産台数は2000台で、生産額は4億元に上る見通し」と記されていた。さらに同開発区管理委員会は、3月2日に関連会議を召集するという。「当局の文書」の信ぴょう性について、小米汽車科技は『証券時報』に対し「現時点で明らかなことは、今年1−6月期に発売されるということだけ。具体的な日付は未定」と回答した。
小米集団の株価は日本時間午前11時10分現在、前日比0.15%高の13.24HKドルで推移している。