2024-02-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:反発、政策期待の買いが支え 半導体株が高い
29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比1.94%高の3015.17ポイントだった。深セン成分指数は3.13%高の9330.44ポイントと大幅に反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆526億5900万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた直後、プラス圏に浮上して上げ幅を拡大。「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開幕を来週に控え、ハイテク分野を中心に幅広いセクターで買いが膨らんだ。中盤は心理的節目の3000ポイント付近で伸び悩んだものの、結局は同水準を上抜けてこの日の高値圏で終えた。セクター別では電子化学品や半導体、通信機器、インターネットサービス、自動車が高い。
A株市場では、スマートフォン・スマートカー部品メーカーの欧菲光集団(
002456)やITサービスの紫光(
000938)、半導体メーカーの紫光国芯微電子(
002049)がストップ高。半導体製造装置の北方華創科技集団(
002371)、通信機器の中興通訊(
000063)、バスの宇通客車(
600066)も大きく買われた。一方、電力株の中国長江電力(
600900)と国投電力控股(
600886)、石炭株の中国神華能源(
601088)が下落した。
上海B株指数は1.10%高の261.35ポイント、深センB株指数は1.06%高の1076.83ポイントだった。