2019-08-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、2800ポイント割り込む 安寄り後に下げ幅縮小
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.62%安の2791.60ポイントだった。深セン成分指数も0.73%安の8901.15ポイントと反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2259億2200万元。
上海総合指数は前日に回復した節目の2800ポイントを割り込んで寄り付いた。前日までに発表された7月の中国金融統計や鉱工業生産など主要経済指標が総じて弱い内容だったことを受け、中国経済の悪化を懸念する売りが先行。景気後退の前兆とされる「逆イールド」を嫌気して前日のNY市場でダウ平均が大幅安となったことも地合いを冷やした。もっとも、中国当局による金融緩和といった景気下支え策に対する期待が根強く、序盤以降はもみ合いながら下げ幅を縮小した。
セクター別では、農業関連、化学肥料、包装材、石油、航空・宇宙関連が安い。半面、産金、宝飾品、製薬が堅調。
上海B株指数は1.16%安の257.56ポイント、深センB株指数は0.83%安の916.82ポイントだった。