18日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.49%安の28453.57ポイントだった。中国企業指数は0.42%安の10802.60ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で335億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移。前日の米株安が嫌気されたほか、きょうの中国本土相場が軟調に推移したことも相場の重しとなった。米中通商協議を巡っては、米メディアが中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対する制裁を巡り、交渉が暗礁に乗り上げていると報道。前日に続き同問題の先行き不透明感が意識されている。指数は序盤に下げ幅を広げると、一時は28400ポイントを下回る場面もみられた。その後はやや戻し、結局、10日移動平均(前引け時点で28455.21ポイント)付近で午前の取引を終えた。
個別では、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)やIT大手のテンセント(
00700)が下落し、相場の下げを主導。ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)や瑞声科技(
02018)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)の売りが目立った。半面、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)が逆行高。中国平安保険(
02318)や中国太平洋保険(
02601)など保険株が堅調だった。