2019-06-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日続伸、3000ポイント回復 「創業板」急騰
21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5日続伸。前場終値は前日比0.61%高の3005.36ポイントだった。深セン成分指数も1.09%高の9234.19ポイントと4日続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3896億400万元。
上海総合指数は序盤で回復した心理的節目の3000ポイント付近でもみ合いとなったが、結局同水準を上回って午前の取引を終えた。月末のG20大阪サミットにあわせて米中首脳会談が開かれ、通商交渉が進展するとの期待が強い上、人民元の対米ドル相場の上昇を受けて資金流入観測が広がった。企業の資産再編を巡る中国証券監督管理委員会(CSRC)の法改正を受けて深セン証券取引所のベンチャー企業向け市場「創業板」が急騰し、投資家心理の支えとなった。セクター別では、貴金属や環境保護エンジニアリング、運輸設備が全面高。ソフトウエア、電子ITも買われた。半面、保険と銀行がさえない。
上海B株指数は0.84%高の295.40ポイント、深センB株指数は0.91%高の956.08ポイントとともに3日続伸した。