2019-06-21 |
香港/投資判断/電力・ガス |
|
中電控股が大幅安、中間期の見通しで目標株価引き下げ相次ぐ
21日の香港市場で香港の電力持ち株会社、中電控股(
00002)が大幅安。株価は日本時間午前11時23分現在、前日比4.16%安の86.50HKドルで推移している。同社は20日大引け後、豪電力ガス会社エナジー・オーストラリアの小売り事業を巡るのれん減損処理を理由に、2019年6月中間決算の最終利益が赤字になるとの見通しを発表した。これを受け、証券各社による目標株価の引き下げが相次いた。
『香港経済日報』によると、ドイツ銀行は中電控股の目標株価を79HKドルから78HKドルに引き下げ、投資判断を「売り」に設定。クレディ・スイスは中間期の赤字見通しが株価に悪影響を与えるとして、投資判断を「アンダーパフォーム」、目標株価を70HKドルとした。また、BOAメリルリンチは投資判断「買い」を付与したものの、目標株価を108.4HKドルから105HKドルに引き下げた。シティグループは投資判断を「中立」とし、目標株価を、92HKドルから91.5HKドルに下方修正した。