14日前場の香港株式市場でハンセン指数は3日続落。前場終値は前日比0.52%安の27153.63ポイントだった。中国企業指数は0.34%安の10436.70ポイント。メインボードの売買代金は概算で364億HKドルと、薄商いだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移。米中通商協議の先行き不透明感や香港で発生したデモへの警戒感が引き続き相場の重しとなった。また、きょう午後に中国の5月の鉱工業生産などの主要経済統計が発表されるのを控え、結果を見極めたいとのムードも漂った。指数は序盤に下げ幅を広げたものの、その後はおおむね27100ポイント台でのもみ合いを続けた。
個別では、香港不動産株の太古A(
00019)や恒基兆業地産(
00012)の下落が目立ったほか、香港に拠点を置く中銀香港(
02388)やハンセン銀行(
00011)が安い。自動車メーカーの広州汽車集団(
02238)やBYD(
01211)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、アジア生保大手のAIAグループ(
01299)が軟調だった。半面、原油高を受けてペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)が逆行高。医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)、電動工具大手の創科実業(
00669)が大きく買われた。