23日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.84%安の2867.48ポイントだった。深セン成分指数も1.67%安の8890.30ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2793億5100万元。
上海総合指数は終始軟調に推移した。ハイテク分野で米中対立の激化に対する懸念が地合いを冷やしている。トランプ米政権が杭州海康威視数字技術(
002415)、浙江大華技術(
002236)、科大訊飛(
002230)など中国企業5社に対し、華為技術(ファーウェイ)と同様に輸出禁止措置を講じる可能性を外電が伝えた。また、ファーウェイを巡っては、取引停止の動きが欧州や日本企業などにも広がり、米禁輸措置による影響の深刻さが改めて意識されたもよう。
セクター別では、通信キャリア、産金が全面安。通信設備、酒造、医療関連、銀行も売られた。半面、証券が逆行高を演じた。