ドイツ銀行は最新リポートで、不動産デベロッパー大手、世茂房地産(
00813)の投資判断をこれまでの「中立」から「買い」にアップグレードした。ドイツ銀は世茂房地産の株価について、4月9日からこれまでに今年の高値から22%下落し、現在株価は向こう12カ月予想PER4.9倍、1株NAV(純資産価値)に対して45%ディスカウントの水準にあると指摘。ファンダメンタルズの健全さに加え、バリュエーション指標の低さからみて投資妙味があるとした。目標株価は26.69HKドルに据え置いた。『AAストックス』が22日伝えた。
ドイツ銀は世茂房地産の不動産販売の好調が下期も続くと予想。また、売り上げ未計上の販売額が4月末時点で2000億元を超えるほか、粗利益率が約30%であることから、2019年通期の純利益成長率は約30%に達するとの見通しを示した。配当利回りは7%超と予測。現在株価は投資家にとって押し目買いのチャンスとした。
世茂房地産の株価は日本時間午後4時54分現在、前日比1.91%高の21.30HKドルで推移している。