19日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅続落。前場終値は前日比0.08%安の3247.64ポイントだった。深セン成分指数は0.04%安の10283.24ポイントと続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4111億4100万元。
上海総合指数は方向感に欠け、前日終値を挟んだ一進一退の展開。目新しい材料に乏しい中、ほぼ横ばいで寄り付いた。序盤は高くなる場面もあったが、17日の高値(3275ポイント)付近で伸び悩むと、その後は下向きに転じ、中盤以降はマイナス圏でもみ合った。中国人寿保険(
601628)や東方証券(
600958)が発表した2019年1−3月期の増益速報・増益見通しを受けて保険、証券株が買われ、指数を押し上げた。半面、相場が依然として約1年1カ月ぶりの高値圏で推移しているだけに、利益確定売りが重荷となった。なお、香港市場のイースター連休のため、香港から相互取引制度を通じた本土市場の株式取引は昨日から22日まで休止する。
セクター別では、保険、証券のほか、インフラ建設やソフトウエアの一角が高い。半面、前日に高かった造船が全面安。酒造、家電、航空・空港運営も売られた。
上海B株指数は0.06%安の318.80ポイント。深センB株指数は0.47%安の1054.07ポイントだった。