2019-04-16 |
中国/政策/金融 |
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人民銀が公開市場操作、4週ぶり資金供給
中国人民銀行(中央銀行)は16日の公開市場操作(オペ)で、7日物リバースレポ(売り戻し条件付き債券購入)を通じて400億元の短期資金を銀行間市場に供給した。資金供給オペの実施は3月19日以来4週間ぶり。なお、今週はリバースレポの資金償還はない。
『中国証券報』によると、納税や中期貸出制度(MLF)資金の償還、政府債券の発行などの影響で、4月中旬に流動性需給が引き締まるとの予測が市場で強まり、人民銀の流動性調整が注目されていた。アナリストはリバースレポの再開について、流動性を十分な水準に維持する人民銀の基本姿勢が変わっていない表れと受け止めた。天風証券は、17日に償還期限を迎える3665億元のMLF資金を、人民銀が継続供給するか否かで、金融政策の方向性がよりはっきりするとの見方を示した。