中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が21日大引け後発表した2018年10−12月期決算は、純利益が前年同期比32%減の142億2900万元となった。『信報』によると市場予想の175億元を大きく下回った。売上高は28%増の848億9600万元。コンテンツやフィンテックサービスと配信のコスト高が響いて売上原価が43%増え、利益を圧迫した。
前の四半期(2018年7−9月期)との比較では、純利益は39%減った。売上高を5%伸ばしたものの、売上原価は10%増え、粗利益ベースで小幅減益となった。部門別では、付加価値サービス部門のオンラインゲーム収入が6%減の241億9900万元と2四半期連続の減収だった半面、ソーシャルネットワークが7%増の194億5200万元に達して穴埋め。映像作品製作事業やフィンテック、クラウドサービスなどのその他部門の収入が19%増の242億1200万元に成長して全体の売上高を押し上げた。オンライン広告部門収入は5%増の170億3300万元だった。
テンセントの株価は日本時間午前11時41分現在、前日比0.39%高の364.40HKドルで推移している。