シティグループは最新リポートで、ERPシステムの開発大手、金蝶国際ソフト(
00268)の投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価を10.1HKドルから11.8HKドルに引き上げた。このほど発表された2018年12月本決算で、純利益が前年比33%増の4億1200万元に上り、シティの予想を10%、市場の予想を15%上回ったと指摘。19−20年の予想利益を2−5%上方修正した。また、シティは金蝶国際ソフトを中国ソフトウエアセクターのトップピックとした。『AAストックス』が14日伝えた。
シティは、金蝶国際ソフトの18年業績について、クラウドサービス部門の売り上げが前年比で49%増加し、ERP部門の売り上げも同13%増加したことに言及。粗利益率が前年から0.2ポイント上昇し、税率の低下や不動産再評価益の計上によって純利益率も同1.2ポイント上昇したと指摘した。
金蝶国際ソフトの株価は日本時間午後4時46分現在、前日比2.49%高の9.89HKドルで推移している。