2018-07-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反落、利益確定売り優勢 前引けにかけて下げ幅縮小
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反落した。終値は前日比0.12%安の2834.39ポイント。深セン成分指数は0.68%高の9337.11ポイントと続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2133億1000万元。
上海総合指数はマイナス圏の狭いレンジでもみ合い。前日は全セクターが上昇しただけに、いったん利益を確定する売りが先行した。米中貿易交渉の先行き懸念も根強い。ムニューシン米財務長官が12日、協議再開の条件として「中国が真剣に構造改革を進めること」を挙げたと伝わり、中国側の譲歩が期待できないとの見方を誘ったもよう。もっとも、前日の中国国営新華社の報道を受け、相場はすでに底入れしたとの観測も浮上しており、下値を売り込む動きは限定的。前引けにかけて下げ幅を縮小し、前場の高値圏で引けた。午前発表の6月の米ドル建て中国輸出高が市場予想を上回る伸び率となり、投資家心理を支えた面もあった。
セクター別では、医薬や食品・飲料、酒造が買われる半面、貴金属、通信、石油が売られている。
上海B株指数は0.03%安の292.37ポイントと反落。深センB株指数は0.26%高の1064.72ポイントと続伸した。