2018-07-10 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続伸、米株高が材料 一時29000ポイントに接近
10日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前日比0.41%高の28807.09ポイントだった。中国企業指数は0.92%高の10867.67ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で528億1600万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、高く始まった。米国と中国が互いの輸入品に対する追加関税を6日に発動したが、その後は新たな悪材料が出ていない。 9日のNY株式市場でダウ平均など主要3指数がそろって3日続伸し、投資家心理が改善した。ただ、買い一巡後はハンセン指数が段階的に上げ幅を縮小。心理的節目の29000ポイントが上値抵抗として意識され、序盤に接近していた同水準を上抜けないまま前場の取引を終えた。上海市場の軟調な値動きも嫌気されたもよう。
個別では、大型銀行株の中国建設銀行(
00939)とHSBC(
00005)、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)が相場の上昇を主導。前日大引け後に発表した6月の新車販売台数が前年同月比45%増だった吉利汽車(
00175)が高い。半面、ハイテク株のテンセント(
00700)、瑞声科技(
02018)、舜宇光学科技(
02382)がさえない。製薬の石薬集団(
01093)、乳製品大手の中国蒙牛乳業(
02319)は大幅に反落している。