2018-07-10 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続伸スタート、米株高を好感 貿易戦争への警戒感和らぐ
10日の香港市場で、ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、続伸して始まった。米国と中国が互いの輸入品に対する追加関税を6日に発動したが、その後は新たな悪材料が出ておらず、投資家心理が改善。 9日のNY株式市場でダウ平均など主要3指数がそろって3日続伸し、買い安心感につながった。もっとも、心理的節目の29000ポイントが上値のめどとして意識されている上、高く寄り付いた中国本土相場が一時下げに転じたとあって、寄り付き後に上げ幅をやや縮小している。
指数は日本時間午前10時57分現在、前日比0.70%高の28888.94ポイントで推移。個別では、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が相場の上昇を主導。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、カジノ株の銀河娯楽(
00027)が高い。半面、ハイテク株のテンセント(
00700)、瑞声科技(
02018)、舜宇光学科技(
02382)が反落している。