14日の中国本土市場で、レアアースセクターのA株が上昇した。資源会社の盛和資源控股(
600392)や広晟有色金属(
600259)などが大きく買われた。足元で続くレアアース価格の上昇が好感されたもよう。
同日付『証券日報』によると、需要家の磁性材料企業が在庫を増やし始め、レアアース価格を押し上げる要因となった。また、環境保護規制に基づく検査の影響で鉱山や工場の操業率が下がり、供給量が細った影響もあるという。統計によると、5月28日−6月12日のは、酸化プラセオジム・ネオジムの1トン当たり出荷価格が32.5万元から33.8万元に上昇。プラセオジム・ネオジム合金も41.5万元から42.5万元に上昇した。中・重稀土類では、酸化テルビウムが295万元から308万元に、酸化ガドリニウムが11.7万元から13.8万元にそれぞれ上昇した。
中国本土ではレアアース銘柄を積極的にカバーする証券会社が増えてきた。4月以降、横店集団東磁(
002056)、中山大洋電機(
002249)、北京中科三環高技術(
000970)、徐工集団工程機械(
000425)、江西特種電機(
002176)、哈爾濱博実自動化(
002698)、広東東方ジルコニウム科技(
002167)などが取り上げられた。うち、江西特種電機は天風証券が投資判断を「買い」に維持した。