中国の民営投資会社、復星国際(
00656)は22日、仏ファッションブランド「ランバン」を展開するジャンヌ・ランバンSASを買収したと発表した。ランバンの過半株を台湾のメディア経営者として知られる王效蘭氏(持ち株比率75%)から取得した。王氏は少数株主となる。取得額は明らかにしていない。
ランバンは1889年にジャンヌ・ランバン氏が創設し、2001年に王氏が買収していた。現在、婦人服や紳士服、子供服、靴、革製品の事業を50カ国で展開している。復星国際の副CFO(最高財務責任者)で復星ファッショングループのトップである程雲氏は、「中国市場が高級品世界市場の成長を主導するなか、復星はグローバルな資源と経験を生かしてランバンの価値を高めることができる。同時に、ランバンの最高級ブランドとしての位置付けと、フランスやイタリアで生産する製品の高い品質を守っていく」と述べた。
復星国際の22日終値は前日比0.23%安の17.20HKドル。