米アップルがiPhoneXの販売予想を下方修正したもようだ。流通関係者によると、世界最大の市場である中国で販売が思うように伸びず、アップルが2018年1−3月期の同モデルの販売予想を従来の5000万台から3000万台に引き下げたという。これを受け、25日の深セン株式市場で、深セン市徳賽電池科技(
000049)や立訊精密工業(
002475)といったアップル関連の銘柄が軒並み売られた。『中国日報網』が26日伝えた。
アップルの主要部品サプライヤーである鴻海精密工業股フン有限公司が25日、中国河南省鄭州市の関連工場の増員を中止した。アップルは、部品供給会社への受注を削減したかについてコメントを控えている。市場関係者は「中国のスマホ市場が飽和状態に達しており、予想以上に需要が軟調で、特にオフシーズンに当たる来年1−3月期は販売が予想を下回る」との見方を示した。
明日取引を再開する香港市場では、アップルに部品を供給する関連株への影響が懸念される。関連銘柄の22日終値は次の通り。
■瑞声科技(
02018):142.50HKドル(前日比変わらず)
■舜宇光学科技(
02382):99.55HKドル(同0.95%安)
■ASMパシフィック(
00522):109.20HKドル(同1.68%高)
■富智康集団(
02038):2.36HKドル(同0.43%高)