2017-06-28 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:小幅続伸、マイナス圏でもみ合いも引け際にプラス圏に浮上
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら4営業日続伸。前場終値は前日比0.05%高の3192.82ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2123億1700万元だった。
上海総合指数は反落して始まるとマイナス圏でのもみ合いが続いた。政府当局が保険各社の違法な資金運用についての調査と処罰を強化する方針を示したことを受け、市場心理が悪化した。ただ、3175ポイント付近で下値の堅さを確認し前場終盤に上げに転じると、かろうじてプラス圏に浮上して午前の取引を終えた。セクター別では、前日売られた大手銀行に買い戻しが入ったほか、高速道路などが買われ、上げを主導。このほか、インフラ建設の一角も堅調。半面、保険が総じて売られ、相場の重しになった。
上海B株指数は0.25%安の326.27ポイント続伸、深センB株指数は0.08%安の1143.47ポイントとともに下落した。