2017-06-28 |
香港/業界動向/保険 |
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保険株が安い、中国当局によるユニバーサル保険の監督強化を警戒
28日の香港市場で保険株が安い。A株市場で保険株が総じて下落し、香港市場に売りが波及した。中国の保険監督管理委員会(保監会)が保険会社による投機的な株式投資の資金源とされる「万能険」(ユニバーサル保険)の監督を強化すると伝わり、嫌気されたもよう。
保監会は27日、政府予算の会計検査を行う審計署から「保険会社が資産運用商品や万能険を通じて集めた資金を市場に投入し、資本市場の秩序に影響した」との指摘を受け、万能険のリスク抑制の措置を見直すと表明。保険会社のコーポレートガバナンスや資金運用、商品管理などについて全面的監査を行い、違法な保険資金運用や万能険の発展規則に反する行いを徹底して検査すると発表した。
日本時間午後0時28分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■中国人寿保険(
02628):24.05HKドル(前日比0.21%安)
■中国平安保険(
02318):52.60HKドル(同0.66%安)
■中国太平洋保険(
02601):31.85HKドル(同1.24%安)
■新華人寿保険(
01336):39.80HKドル(同0.50%安)
■中国太平保険(
00966):19.82HKドル(同1.15%安)