乳製品メーカー、中国輝山乳業(
06863)は28日朝方、メディアが大株主による資金の流用などを報じた影響で24日に株価が急落した件で、公告で釈明した。実質筆頭株主の楊凱会長が傘下のChamp Harvestを通じて16−17日に中国輝山乳業株を6800万株売却したことについて、楊氏から売却の目的が香港人寿保険有限公司の買収資金の調達だったと確認したと指摘。最初の支払い期限が17日だったという。また、最近のメディア報道では中国輝山乳業と楊氏の財務状況が混同されており、財務書類を更新することではっきりさせたいとしている。
中国輝山乳業は今週末に全役員が参加する電話会議を開き、監査委員会が財務状況の内部調査を始めることを明らかにした。同社は24日の現地時間午後1時から株式の取引を停止したが、取締役会で精査が終わるまで引き続き取引を停止するとした。