中国の自動車・電池メーカー、BYD（01211/002594）は29日大引け後、2023年12月本決算で純利益が前年比74.5−86.5％増の290億−310億元となる見通しを明らかにした。EPSは9.98−10.67元を見込む（前年は5.71元）。

　23年は新エネルギー車（NEV）業界の高成長が続き、BYDのNEV販売台数も過去最高を更新したと説明。競争は激化しているが、ブランド力の向上で海外販売を大きく伸ばしたほか、コスト抑制も大幅増益につながったとしている。携帯端末部品・組み立て業務についても、海外顧客のシェア拡大やアンドロイド端末の需要回復などを背景に設備稼働率が上昇し、収益力が改善した。