週明け7日の香港市場で、インフラ関連が高い。輸送インフラ建設大手の中国中鉄（00390）と中国交通建設（01800）、中国鉄建（01186）や発電所建設の中国能源建設（03996）、セメント大手の安徽コンチセメント（00914）などが大きく買われている。中国の国家発展改革委員会がインフラ投資を前倒し実施する方針を示したと伝わり、材料視されたもよう。

　7日付『経済通』によると、国家発展改革委員会の幹部はインフラ投資を適度に前倒し展開することで、今年第1四半期の実際の事業規模を増やすよう力を入れると表明した。また、同委員会国民経済総合司の袁達・司長は1月の記者会見で、今年第1四半期は不確定要因が多いとの認識を示し、「政策の力点を適切に前倒しし、早期に取り決め、早期に動き、早期に成果を上げる」と発言。内需拡大戦略を実施する一連の政策措置をすみやかに打ち出し、産業振興に的を絞った措置を検討してタイムリーに導入する考えを示していた。

　日本時間午後4時9分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。

　■中国中鉄（00390）：5.05HKドル（前営業日比3.06％高）
　■中国交通建設（01800）：4.96HKドル（同8.06％高）
　■中国鉄建（01186）：5.83HKドル（同5.42％高）
　■中国能源建設（03996）：1.36HKドル（同6.25％高）
　■安徽コンチセメント（00914）：43.00HKドル（同3.49％高）